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基本のおせち料理レッスン~三段重の料理と詰め方紹介編~。

musashi

先日の料理教室「基本のおせち料理レッスン」での、三段重の画像編です。

レッスン中写真を撮る余裕ゼロで、接写した画像が少なく、内容が不明瞭ですみません。松風焼きが倒れてるし…

お節料理は内容も詰め方も地方によってしきたりが異なりますし、何段のお重かによっても違ってきますので、ご参考までに。

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画像一番上から

☆壱の重

昆布巻き、りんご入りきんとん、紅白かまぼこ、数の子、田作り、伊達巻き、黒豆

壱(一)の重には「祝肴」「口どり」を詰めます。お屠蘇を飲む際の肴と、お酒を飲めない子ども向けの甘い料理が中心となります。

中でも「黒豆、田作り、数の子」は祝い肴三種と呼ばれ、これとお餅さえあれば立派にお正月を迎えられると言われます。

(祝肴三種の種類は地方により若干異なります)

紅白かまぼこなど、色鮮やかでお酒に合う肴も、壱の重に入るのが通例です。

 

☆弐の重

松風焼き、海老の酒蒸し、ぶりの照り焼き、たたきごぼう、酢ばす、サーモン入り紅白なます

弐 (二) の重には、基本的にメインディッシュ的な焼き物と酢の物が入ります。

焼き物は、鯛や海老、あわび、出世魚である鰤などの魚、最近ではローストビーフやチャーシューなども入っていたりしますね。

我が家では「松風焼き」という鶏ひき肉の焼き物も弐の重に入れています。酢の物には、やはり紅白なますが欠かせません。今回は柚子の器に盛り付けました。

 

☆参の重

筑前煮、煮しめ

参( 三 )の重には煮物が入ります。

レッスンでは全ての具材を一緒に煮る「筑前煮(いり鶏、がめ煮)」を紹介しました。

金時にんじん、クワイ、海老芋、こんにゃく、高野豆腐、干し椎茸などを別々にだしで煮含めると「煮しめ」に。品よく色白に、あらたまった雰囲気に仕上がります。

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お重の詰め方にも、市松、段取り、枡かけ、七宝、隈取りなど、様々な様式があります。

一番シンプルで初級者向けなのは、格子状に9品詰める「市松詰め」。今回は7品なので品数が足りていませんが。

私はいつも市松詰めを基本に、自己流で詰めていますが、来年以降は変化球の盛り付けにもトライしてみたいです。

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様々な決まりごとのあるのがお節料理の世界ですが、近年レシピも詰め方のルールもどんどん緩くなっていますね。

難しく考えず、お弁当を盛り付ける感覚で盛り付けたらよいと思っています。

例えばお重を使わず、大皿や塗りの木桶に盛り付けてもよいですし、あえて洋皿に少しずつ一人分ずつ盛るのも楽しい。

皆さまもどうぞ自分流に、日本人の誇りであるお節料理の世界を楽しんでくださいね。

 

 

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