材料4つ!冷凍パイシート使用の絶品タルトタタン
タルトタタンは、りんごをたっぷり使ったフランスの伝統菓子。
「タタン姉妹が間違えてパイ生地とりんごを逆さまにしてに焼いたら、かえって大評判になった」という楽しいエピソードつきのタルト。うっかりミスから偶然生まれたお菓子、というわけです。
私にとっての初めてのタルトタタンは、その昔、20代の頃だったかな。渋谷にある東急Bunkamuraの「ドゥマゴパリ」で食べたタルトタタン。そのフランス菓子然とした、みっちり濃厚なおいしさといったら鮮烈で!
お菓子作りが好きだった私は何度か自作したものの、うまくいかず…。以来なんとなく敬遠していましたが、最近また試作を重ね、私のような不器用者でもちゃんと作れるレシピができました。
必要な材料はたったの4つ!
レシピも、オーブンではなく鍋でりんごを煮ることと、冷凍パイシートを使うことで、時間と手間を大幅に省いています。
完成した時の感動もひとしおの絶品スイーツ。りんごのおいしい季節の間に、ぜひ気軽にトライしてみてくださいね。
「タルトタタン」
⚫︎材料(15cm丸型1個分)
りんご(今回はふじ使用)・・・5〜6個(約1kg)
砂糖・・・90g
バター(有塩)・・・30g
冷凍パイシート・・・100g
⚫︎作り方
①りんごは皮をむき、芯をとって8等分に切る。
☆りんごは紅玉、ふじ、ゴールデンデリシャス、ジョナゴールド、陸奥など、煮崩れしにくいものがおすすめ。
②鍋に砂糖とバターを入れ、中火にかけてキャラメル色になるまで焦がす。
☆このキャラメルの焦げが仕上がりの香ばしさとコクにつながります。
③りんごを加え、全体にキャラメルをからませ、水分が上がってくるまで蓋をして中火で4〜5分煮る。蓋を取り、時々混ぜながら汁気がなくなるまで13〜15分煮込み、バットなどにあけておく。
☆最後汁気が残っている場合は、蓋を取って強火で水分を飛ばしてください。
④冷凍パイシートは、半解凍して打ち粉をした台にのせる。めん棒で型よりも少し大きめに伸ばしてナイフで切り、全体をフォークでつつく。使うまで冷蔵庫に入れておく。
⑤型にバターを薄く塗ってから、オーブンシートをぴっちりと敷く。そこへ③のりんごを外側からすきまなく並べ、残った煮汁もすべて入れる。最後に上から木べらで軽く押し付ける。
☆りんごは背中がなるべく外に向くよう、すきまなく並べ、上から押し付けるようにすると仕上がりがきれいです。煮崩れてしまったものは中央に入れてください。
⑥オーブンを180℃に予熱する。⑤に④をかぶせ、180℃で約40分焼く。
☆パイシートは焼くと縮むので、この画像よりも大きめに型抜きしてかぶせてください。今回は少し寸足らずになりました…
⑦炊き上がったら網の上で冷ます。パイシートが膨らみすぎている場合は、熱いうちにそっと木べらで押して整えてください。
粗熱が取れたら冷蔵庫で5時間〜一晩しっかり冷やせば完成!
型から外す際は、熱い蒸しタオルで型の外側を温め、お皿にひっくり返すようにします。
☆冷蔵庫で冷やし足りないとりんごのペクチンが固まりきらず、きれいに型離れしません。また、冷やす間にパイシートとりんごの煮汁がなじんでよりおいしくなるので、一晩置くことをおすすめします。
りんごの旨みがぎゅぎゅっと濃縮した贅沢な味わいに、感動すること間違いなし!
お好みで、ホイップクリームやアイスクリームを添えても♪
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