敷き紅葉の洛北散策。高桐院~今宮神社~常照寺~源光庵。
今回の京都歩きは洛北の大徳寺・鷹ヶ峰エリア。
紅葉最盛期にぜひ訪れたくて、最後までとっておきました。
まずは幼なじみ一押しの大徳寺の塔頭、高桐院からスタート!
ちなみに塔頭(たっちゅう)とは、禅寺における祖師や高僧の死後、弟子が
師を慕って建てた小院のこと。(意味はもちろん、読み方さえ知らなかった)
こちら高桐院は、父と同様教養人であり茶人であったという細川忠興が
1601年に創建した塔頭です。
雨上がりの庭園に広がる紅葉の絨毯。
湿気を含んで色合いを増し、えも言われぬ美しさ・・・
利休の邸宅を移築したという書院。
わびさびを感じさせる簡素な茶室。
計算されつくした完璧なバランスの中に、寂しさが同居しています。
スマホのへたくそ画像と拙い文章ではちっとも伝わらないと思いますが・・
研ぎ澄まされた美空間にもう惚れっ惚れ
創建者のただならぬこだわりとダンディズムを感じました。
興奮冷めやらぬまま、厄病除けの神社として知られる今宮神社へ移動。
実はこちらの目的は、京都通の友人や姉から教えてもらった名物の
「あぶり餅」だったのですが、なんとお店が定休日
せっかく子も寝たところだったのに、残念すぎるったら
泣く泣く次の機会に持ち越しです・・。
その後車鷹ヶ峯の常照寺へ出向いたところ、こんな光景に出くわしました。
無知な私たちは「結婚式なんだね~!」なんて話してたら、
隣にいたおばちゃんが大笑いして、吉野太夫の花供養(?)が行われていると
と教えてくれました
こちらは、天下の名妓・吉野太夫ゆかりのお寺なんだそうです。
つくづく、古都巡りを楽しむには最低限の常識が必要ですね(恥)
最後に、新幹線の広告で目にした源光庵へ。
ここでは、手形や足跡の血痕が今も残る「桃山の血天井」が拝観できます。
禅問答や無限の宇宙を感じさせる丸い「悟りの窓」、四角い「迷い窓」を
眺めてから帰路へ着きました。
最後は団体様とかち合ってしまい、すんごい人ごみでしたが
それにしても、古都に行くたびに自分のあきれるほどの非常識さ(特に歴史)
を痛感します・・
史実や背景を知っていれば、何十倍も、何百倍も愉しめるだろうに。
学生の時ちゃんと勉強しとくんだった
まるで落ち葉のパレットの様なお庭
落ち葉でこれほどまでの美しさは見たことがありません
本物、見てみたいですね~
お餅は残念でしたが、めったに見られない吉野太夫の行列、映画の中のシーンに出会えてラッキーでしたね
こんな素敵な所が近くにあるのが羨ましい限りです
きゃりあさん
私もこんなに美しい敷き紅葉は初めてで
大いに感動しました。
完璧すぎて何だか怖くなるほど!!
高桐院は新緑の頃もまた格別に美しいそうなので、
ぜひ訪れたいと思います。
吉野太夫ってダレ?ってくらい何も知らなくて・・・
ほんと、無知だと人生損しますね~(><)